道/airi




こんにちは。


先週日曜日
とてもとても大切な、そして
尊い気持ちを経験することになりました。



OPENして間も無く、
常連客W様がご来店くださりました。




お買い物を済ませ、
レジで少しお話をしていると...
「実は、伝えたいことがあって、
息子Hが亡くなりました。
5月のことでした。
息子が大好きだったアイルのお洋服を
一緒に棺に入れて、おくりました。
アイルへ来るとこの匂い、
息子を思い出します。」


驚き、思わず溢れ出る涙。
W様の肩をさすりながら、
短い時間でしたが、お話をしました。




その日の営業を終え、
光と2人振り返るHさん初めてのご来店。
週が明け、菜々も一緒に三人で思い出す
ささやかなエピソード。

菜々が入社してから、
すぐに覚えたお客様の1人でした。



私たち三人もそれなりに大人になり、
大切な人を失い、
見送った経験があります。

大好きな人が、大好きだった服。
とても尊いものです。




ここまで綴り、
このことをブログに投稿することを
少し悩んでいました。


それでも、時が過ぎ 幾度となく振り返るとき、
また感じていたい気持ちを
ここに留めておきたいと思います。



人、一人。
長い人生という物語の中で、
私たちアイルがお客様に携わる瞬間は、
ほんの注釈にしかすぎないように思います。

それでも、何か小さなアイルが届き
しおりを挟み、
読み返したくなるエピソードのように。




アイルをスタートして、もうすぐ9年。
どこへ続くかまだ分からなかった道を、
二人で踏み出し、
今、三人で歩んでいます。

今年もあっという間に師走を感じるように、
木々が芽吹いては、
これからも月日を数え、
残りの11年も瞬く間に過ぎていくのでしょう。




最後になりますが、


天国に行っても、大好きな物書きを続け、
ラジオ局を開設しちゃったりして♪
Hさんらしい、優しい笑顔で
ゆっくり 休んでください。



心から、ご冥福をお祈り申し上げます。








ilu098
嘉数 光
嘉数 愛理
島袋 菜々













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